カスミサンショウウオと生息地の山奥の写真

サンショウウオの一生

はじめに

四国が島となったのは今から約100万年前。現在,徳島に生息するサンショウウオは,地質時代の石炭紀(27500万年~25500万年前)に生息していた両生類である堅頭類より進化した,四国が本州から分離し島となるより前から,四国の母体で生息してきた動物である。

日本人の歴史の石器時代,縄文式,弥生式文化等は,数万年前~数千年前で,四国に人が定住する様になったのも,その頃であろうが,サンショウウオは数100万年前から,四国の母体で生息してきた動物であり,生きた化石と云われるゆえんである。

現在,徳島の四国山地や讃岐山脈の麓に生息している4種類のサンショウウオは一体どのような一生を過ごしているのだろうか。生態調査を参考にし考えてみたい。

4種のサンショウウオの一生を知る

  1. イシヅチサンショウウオの一生
  2. シコクハコネサンショウウオの一生
  3. コガタブチサンショウウオの一生
  4. カスミサンショウウオの一生