子どもたちの国を知ろう

アメリカ合衆国の国旗

アメリカ合衆国

アメリカの民族衣装のイラスト(男の子)1776年にイギリスの植民地から独立宣言をし、1783年に「アメリカ合衆国」として正式に独立したハワイ・アラスカ州を含む50州からなる連邦国家である。日本の25倍の国土に約3億人が生活している。戦後の日本がアメリカの教育制度を模倣したため、アメリカの学校制度と日本の学校制度には比較的似た部分が多く、日本人にも分かりやすい。ただし日本との大きな違いは、就学年齢・高校卒業資格などが州によって異なり、また各学区の権限が非常に大きく、学区によって始業日・終業日・休校日・年間授業時間、中学校や高等学校の進級学年の区切り、カリキュラムの内容、飛び級などの方針が異なる点である。毎年、高校を卒業した者の約60%の生徒が何らかの形で高等教育(大学または、同レベルのもの)に進む。大学進学には、一般的な場合、日本のような入学試験ではなく、それまでの学校における各科目の成績の評定平均と全米標準テスト(別名SAT:誰がどの大学で学問を修める学力があるかどうかを判定し、合否の基準にする目的で1901年に導入され、1年間に7回実施され、繰り返し受験することが可能である)の成績が参照されることが多い。
(外務省HP/Wikipedia参照)


学校の制度について

教育システム:5年・3年・3年・4年制

義務教育期間:

州により異なる。
例:フロリダ―11年 5歳~16歳 バージニア―13年 5歳~18歳
国の平均として、13年 5歳/6歳~18歳

学校年度:州により異なるが、8月~6月が多い。

学期:2学期制 (前期 8月下旬~12月・1月~6月)

学校で使われている言語:英語

制服:ない。私立ではあるところもある。

授業時間:学校により異なる。50分~100分

登校日:月曜日~金曜日

一学級の人数:20人~40人

給食:ある。保護者の収入によって価格は異なり有料となる。ランチを持ってくる児童生徒も多い。

掃除:児童生徒はしない。専任の清掃員がいる。


学校の授業について

授業の科目:

小学校(英語、算数、理科、社会、体育、音楽、図工)
中学校(小学校の科目に外国語が加わる。)
高等学校(中学校の科目に専門的な事が加わる。 例:薬学、工学、哲学、情報、映画、フランス語、スペイン語、イタリア語など)

体操服:運動しやすい服に着替えるが、決まったユニフォームは無い。

体育の授業:体操、陸上、球技など

水泳の授業:ない。(しかし、少ないがあるところもある。)

音楽の授業:

中学校、高校では、音楽は選択科目。
選択すれば日本と同様の授業を受けることができる。

楽器演奏:音楽を選択すればある。

家庭科の授業:

選択科目の中にある。
内容は日本の家庭科に似ているが、その他に銀行の口座管理などについての学習もある。


 学校行事について

入学式・卒業式:

卒業式はあるが、入学式は少数の大学であるのみ。卒業式には保護者は出席する。

家庭訪問:ない。問題を抱えている児童生徒の場合、教師が家庭を訪問することはある。

参観日:ない。(ただし、年に1~2回、放課後に先生と保護者が話す日がある。)

遠足:ない。

修学旅行:中学校はある。 有料

運動会:ない。

宿題:ある。

PTA:ある。


その他

  • 服装には厳しいルールはなく、化粧も認められているが、学校によってはルールがあるところもある。
  • 遅刻が数回重なると欠席になる。欠席が多いと進級できない。
  • 部活動で先輩後輩という習慣はない。
  • スカートの丈には決まりがあり、手を横に下ろしたとき、その指の先より長くなくてはいけない。
  • 義務教育でも、留年することがある。                    

(徳島大学留学生へのアンケートより)