フィリピン共和国
東南アジアに位置する大小7,109の島々からなる多民族国家である。1529年にスペイン領となり、その後、アメリカ合衆国、日本の支配下となり、1946年に独立し、今のフィリピン共和国となる。首都はマニラで国内最大の都市である。日本の8割の国土面積に、約9400万人が暮らしている。国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語で、他に80前後の言語がある。国民の約80%がカトリック、その他のキリスト教が10%、イスラム教は約5%である。大学の進学率は職業訓練専門学校レベルのものを含み、約30%である。
(外務省HP/Wikipedia参照)
学校の制度について
教育システム:6年・4年・4年制(初等、中等教育が10年と他の国より短い。)
義務教育期間:6年 6歳~12歳
学校年度:6月~3月(4月、5月は蒸し暑く夏休みとなる。)
学期:2学期制 (6月~10月・11月~3月)
学校で使われている言語:
国語はフィリピノ語、他の科目は英語(近年はフィリピノ語を重視し始めている。)
制服:小学校、中学校ともにある。
授業時間:小学校40分、中・高等学校55分
一学級の人数:小学校は約60人
給食:ない。弁当を持参、校内で購入、又は食堂で食べる。
掃除:児童生徒がする。しかし、専属の清掃員がいる。
授業について
科目:
日本とほぼ同じだが、宗教(キリスト教)の時間がある。
中学3,4年では男女ともにCAT(Citizen Army Training)がある。
体育服:ある。
水泳:ない。
体育授業:体操、球技、持久走など
音楽の授業:日本とほぼ同じだが、多くの学校で学校のバンドがある。
楽器演奏:する。
家庭科の授業:日本とほぼ同じで、料理をしたり裁縫をしたりする。
学校行事について
入学式・卒業式:入学式はほとんどない。卒業式はあり、多くの保護者が出席する。
家庭訪問:ない。
参観日:小学校はある。中学校はない。(ただし、先生と父母が話す父母会がある。)
遠足:ない。
修学旅行:ある。(日帰り)
運動会:ある。保護者はあまり来ない。
宿題:毎日ある。
PTA:ある。
その他
- ピアスをしても良い。
- 時間には厳しい。
- 先生はとても厳しい。
- 義務教育でも留年があり、多くの児童生徒が留年する。
- 塾にはほとんど行かない。富裕層の子どもたちは通っている。
- 習い事はあまりしない。富裕層の子どもたちは習っている。
- ネットカフェに夢中の子どもが多い。
- バスケットボールが人気のスポーツである。
- 蒸し暑い気候のため、サッカー、野球などの屋外スポーツは盛んではない。
- 先輩、後輩という習慣はあまりないが、CAT(Citizen Army Training)の授業のときはあることもある。
- 中学校の3,4年にプロムと呼ばれる学校主催のダンスパーティーがあり、おしゃれをして楽しむ。
- 学校では、毎朝、国旗の掲揚、国歌・国詩斉唱をする。
(徳島在住者へのアンケートより)