子どもたちの国を知ろう

インドネシア共和国の国旗

インドネシア共和国

インドネシア共和国の民族衣装のイラスト(女の子)東西に非常に長く、また世界最多の1万8000以上の島々からなる国である。また、世界第4位の人口を擁し、日本の5倍の国土に2億3千万人以上の人が住んでいる。首都はジャカルタで、イスラム教を85%以上の人が信仰している。インドネシアの教育体系は、教育文化省が管轄する一般の学校、スコラと、宗教省が管轄するイスラム系のマドラサの二本立てとなっている。スコラでもマドラサでも、一般科目と宗教科目を履修するが、力点の置き方が異なる。貧富の差の激しいこの国には学校に通えない子どもたちが多数いる。父親の仕事を手伝ったり,道で物売りをしたりしている子どもが多い。小学校の就学率は,90%以上であるが,中学校は約50%とかなり低くなる。一方,豊かな家庭の子どもたちの多くは,私立の学校へ通っている。多くは自家用車で通学して来る。一般の公立の学校に通う子どもたちは朝6時過ぎから歩いたり,バスを利用したりして登校して行く。公立の小中高校では,朝登校して昼帰る子どもたちと昼登校して夕方帰る子どもたちがいる。これは足りない校舎を有効に使うための方策である。
(外務省HP/Wikipedia参照)


学校の制度について

教育システム:6年・3年・3年・4年制

義務教育期間:9年 6歳~15歳

学校年度:7月上旬~6月下旬

 学期:2学期制 (9月~12月・1月~6月)

学校で使われている言語:インドネシア語

制服:ある。小学校(赤と白)、中学校(青と白)、高等学校(グレーと白)

授業時間:45~50分

登校日:月曜日~金曜日

学級の人数:30人~40人

給食:ない。家で食べる。ランチを持って来るか、買う。

掃除:する。


授業について

科目

小学校(国語、算数、理科、社会、体育、図工、宗教)
中学校(小学校の科目に英語、保健体育、情報、環境、その他の活動)

体育服:ある。

水泳:少ないがあるところもある。選択科目のところが多い。

体育授業:体操、球技、持久走など

音楽の授業:通常はない。私立ではあるところも多い。

楽器演奏:私立の学校ではインドネシアの古い楽器を演奏したりする。

家庭科の授業:通常はない。私立ではあるところも多い。(料理、編み物)


 学校行事について

入学式・卒業式:ある。保護者も出席する。

家庭訪問:ない。

参観日:ない。(ただし、先生と懇談する日がある。)

遠足:あるが時期は決まっていない。

修学旅行:ある。

運動会:ある。保護者は来ない。

宿題:あるが毎日はない。

PTA:あるが先生と保護者は別の組織を作っている。


その他

  • 化粧もアクセサリーも認められている。
  • 決められた靴をはかなければならない。
  • いくつかの学校では、地域の言葉を教えている。(インドネシアは多民族国家である。)

(徳島大学留学生へのアンケートより)