空き家活用の事例紹介
- 自宅の一角を改造して、子どもや地域の人々の憩いの場を創出!
- コミュニティはうすTSUDOI
活動の概要
平成19年に国は「放課後子どもプラン」を創設し、全国各地で放課後児童の居場所づくり事業が推進されるようになりました。
コミュニティはうすTSUDOIは、放課後児童の健全育成を図る目的で平成20年にボランティア活動の一環として開設し、今に至ります。開設当時小学生だった子どもは高校生になり、今では、小学生から高校生までの子どもたちが利用しています。
子どもたちのいない午前中には、地域の人たちの生涯学習施設として、童謡を歌う会や、大人の英会話教室などに、利用されており、室内の一角には、趣味の作品展示コーナーも設けており地域の人たちの交流の場として利用されています。
整備のポイント
2階建の利点を活かし、1階は飲食・レクリエーションなどを行うスペースとし、2階は生涯学習コーナーとして整備し、多機能に活用できるよう工夫しました。
キッチン部分を改造して、軽食調理の厨房として機能させるなど、民家のときの構造も活かしています。
施設の特徴
小学校の隣に立地しているので、放課後子どもたちは自由に集まってきて友達と一緒に宿題をしたり、本を読んだりしています。
子どものおこづかいで購入可能な、おにぎり、コロッケ、ソフトクリーム、フライドポテトなどの軽食を提供しています。
野外で遊びたいときは、小学校の運動場でサッカー、バトミントン、ソフトボール等のスポーツ用具(無料貸し出し)で友達と楽しい時間を持っております。
活動実績
児童指導員(2名)、調理員(1名)のボランティアを配置し、子どもたちにデイサービス(食事サービス)を行っています。
ボランティア団体の主導により、5年間も運営されている取り組みは、全国的にも類を見ない事例です。
地域社会との関わり
この取り組みは、地域社会の中で、子どもたちが健全に育つ場を作りたいという着想から始まり、子どもたちや保護者の要望に耳を傾けながら今日まで先駆的な取り組みを行ってまいりました。
こうした場所が、市内の小学校周辺に開設され、放課後児童居場所づくり事業の重要性が社会に浸透し、官民協働で制度化されていくことを望んでいます。