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文部科学省 帰国・外国人児童生徒教育情報

文部科学省 帰国・外国人児童生徒教育情報

帰国・外国人児童生徒教育等に関する情報が提供されています。

文部科学省 外国人児童生徒受入の手引き【改訂版】

帰国・外国人児童生徒教育に関わるそれぞれの立場から、どのような取組を行っていくのか詳しく解説しています。平成30年に「最新の統計データ」や「特別の教育課程」など教育行政の制度改正、DLAなどの「最新の指導ツール」などを反映し、リニューアルされました

文部科学省 帰国・外国人児童生徒教育のための情報検索サイト「かすたねっと」

先進地域で作成された教材や翻訳文書など、帰国・外国人児童生徒等教育に関する資料を検索することができます。また、研修用動画コンテンツや帰国・外国人児童生徒等用動画コンテンツなども、随時更新しています。

文部科学省 DLA ~ 外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント

児童生徒の日本語能力測定方法として開発されたものです。児童生徒の日本語の能力を把握し、その後の指導方針を検討する際の参考とするためのものです。動画も公開されており、たいへん参考になります。

動画サイト https://www.youtube.com/watch?v=f8QChp2FdLM

文部科学省 JSLカリキュラム

「日本語を学ぶこと」と「教科内容を学ぶこと」を、一つのカリキュラムとして構成するという考え方から開発されたものです。

文部科学省 小学校編(概要)(PDF)

文部科学省 中学校編(概要)(PDF)

KniT Knot-net

文部科学省「外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修モデルプログラム開発事業」の成果を公開しているサイトです。


多言語対応参考資料

外国人児童・保護者向け動画
「はじめまして!今日からともだち」「おしえて!日本の小学校」について

外国人児童生徒等やその保護者に対し、日本の学校での生活の様子を知ってもらうためのアニメーション動画です(1動画あたり10分程度)。日本語の他に、複数言語版も制作していますので、学校における初期指導や、就学前の情報提供などにご活用ください。

 

幼稚園・保育園・小学校・中学校ガイドブックシリーズ
 (愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルーム)

 

外国にルーツを持つ子どものたちの保護者に日本の幼稚園・保育園、小学校、中学校をよく知ってもらうことを目的として作られています。保護者の方とのコミュニケーションに役立てていただき、外国にルーツを持つ子どもたちの支援につなげていくためのものです。現在、中国語・ポルトガル語・スペイン語・タガログ語、英語・ベトナム語の6言語に対応しています。

多言語対応の中学教科単語帳  (宇都宮大学多文化公共圏センターHANDS事業)

中学校で使う数学・英語・地理・理科(第一、第二分野)の教科書から使用頻度の高い学習用語を集め、6言語(ポルトガル語・スペイン語・フィリピン語・タイ語・中国語・ベトナム語)に翻訳した単語帳とその別冊がダウンロードできます。外国につながる外国人児童生徒や支援者の皆様に役立つことを願っています。


このページで紹介する教材には種類を表すアイコンを付けています。アイコンの説明は次のとおりです。

ゼロレベル
まったく日本語が分からない
生活言語
あいさつや簡単な受け答えができる
学習言語
日常会話はできるが、教科学習のための語彙が乏しい

ダウンロードできる日本語教材サイト

生活言語学習言語

文部科学省 外国につながる子供向けの教材が知りたい!

日本語指導の多種多様な教材が紹介されている。

ゼロレベル生活言語

たのしいがっこう(東京都教育委員会)

あいさつ、教室用語など学校生活ですぐに必要な日本語がイラストと対訳つきで分かりやすく書かれている。ひらがなにローマ字の併記あり。

対応言語:中国語、フィリピノ語(タガログ語)、韓国語・朝鮮語、英語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ミャンマー語、ベトナム語、モンゴル語、ロシア語、ペルシャ語、アラビア語、フランス語、ラオス語、ルーマニア語、ネパール語、ベンガル語、ヒンディー語、インドネシア語、トルコ語、シンハラ語

生活言語

新版 みえこさんのにほんご・新版 続みえこさんのにほんご((財)三重県国際交流財団)

あいさつ、教室用語、学校で使う会話などの初級日本語教材。

「れんしゅうちょう1」と「れんしゅうちょう2」は、それぞれのテキストに対応する教材。これらのテキスト、教材に関する指導資料と100枚の絵カードもある。

対応言語:ポルトガル語、スペイン語、中国語、韓国語、タイ語、タガログ語

学習言語

在日フィリピン人児童のための教材(東京外国語大学 多言語・多文化教育研究センター)

算数と漢字の教材がある。日本人指導者とフィリピン人指導者への指導手引きもある。


日本語のテキスト

ゼロレベル

「新にほんごあいうえお」 (アルク)

初めて日本語を学習する人が学習支援者と一緒に勉強するひらがな、カタカナの練習テキスト。あいさつや生活に必要な単語もイラスト入りで紹介。中国語と英語の語彙訳付き。初級テキストに入る前に。

ゼロレベル

「一人で学べるひらがなかたかな」 (スリーエーネットワーク)

ひらがな、カタカナの練習帳。CDを使って聞く練習から読む練習、そして書く練習と段階を追って学習が進められる。

英語版、中国語版、タイ語版、インドネシア語版、ベトナム語版の5種類がある。本文中に各国語での指示、訳、コラムが、巻末に「ひらがな絵カード」が付いている。

ゼロレベル

「正しく美しい書き方 ひらがな・カタカナ・すうじ」 (受験研究社)

日本人の幼児・児童向けのひらがな、カタカナの練習帳。文字をなぞる練習だけでなく、似た文字と比較したり、その文字から始める言葉を示している。1冊でひらがな、カタカナ、数字の練習ができる。

生活言語

「こどものにほんご1」「こどものにほんご2」(スリーエーネットワーク)

小学校でのいろいろな場面で使われる日本語の学習テキスト。内容は「こどものにほんご1」では1学期から、「こどものにほんご2」では2学期、3学期の小学校の行事に沿っている。英語、ポルトガル語、中国語の対訳表つき。絵カード、練習帳もある。

生活言語学習言語

「にほんごをまなぼう」「日本語を学ぼう2」「日本語を学ぼう3」(ぎょうせい)

外国人児童生徒を対象に、日本の生活に早くなじめるよう学校や日常の会話の言葉がカラーの分かりやすい絵で紹介されている。文部科学省唯一の児童生徒向けの日本語教材。教師用指導書もある。

マルチメディア版もある。

ゼロレベル生活言語学習言語

「日本語学級1」「日本語学級2」「日本語学級3」(凡人社)

日本語が全く分からない児童生徒に、一日も早く日本語での意志疎通を可能にさせるためのサバイバルテキスト。カタコトでも意志疎通を可能にするため、今すぐ必要な語彙を簡単な言葉で教えている。絵をふんだんに取り入れ、絵を見ながら自然に発話の練習ができるようになっている。

「日本語学級3」は小学校1年から3年の「足し算・引き算」を分かりやすくイラストで解説。足し算・引き算を段階的に学びながら、そこで使われる日本語の履修も可能になっている。また、指導ポイントが明記されており、教科外の先生にも使いやすく工夫されている。

学習言語

「かんじだいすき(一)~(六)」(国際日本語普及協会)

学年ごとの配当漢字を扱い、世界各国から来日する子どもたちのために、日本語教育の実践から効果的な学習方式を工夫している。小学校で習う1,006字すべてに対応。楽しみながら無理なく力を付けることのできる教材。

学習言語

「かんじだいすき 絵カード・漢字カード(一)~(六)」

「かんじだいすき」の漢字と絵が対になったカード。フラッシュカードとして、またカルタや神経衰弱などカードゲームとして、楽しみながら漢字が覚えられる。

学習言語

「<中学に向けて>かんじ だいすき ~国語・算数編~」

国語は、学年別習熟度テストと物語の読解で小学校の1,006字を総復習。

算数は、数、点と線、図形、面積等、分野別の基本語彙で学習の基礎を築く。

学習言語

「<中学に向けて>かんじ だいすき ~社会・理科編~」

社会は、縄文~平成まで時代別のキーワードと歴史年表、日本と世界の地理。理科は、生物、磁石と電気、水溶液、天体と気象、自然環境等、分野別の基本語彙で学習の基礎を築く。

生活言語

「こどもにほんご宝島」(アスク出版)

バースデーカードや絵日記を書きながら、子どもが自分の事について話したり、友達や先生にインタビューして、周囲の人たちと自然にコミュニケーションできるトピック活動がたくさんある。子どもが興味を持てるトピックから始めると良い。


教科学習のためのテキスト

学習言語

「国語力 読解力がつく教科書文庫(1~6年)」(教学研究社)

おもしろい物語を読むことで、楽しみながら自然に読む力・考える力・答える力を養うことができる。子どもが集中できない時、勉強する気分になれない時に最適。

学習言語

「レベル別日本語多読ライブラリー にほんごよむよむ文庫」(アスク出版)

昔話から小説までいろいろな読み物が、やさしい言葉に書き換えられ漢字には全てルビが振られている。

レベルは初級から中級まで。5~6冊が1セットでCDも付いている。

「漢字が読めない」「日本語を読むのは苦手!」という子どもたちが、「分かる」喜びや、本を読みきる達成感を味わうことができる。辞書を引かずにどんどん読むことで自然に語彙・表現や、漢字の読み方が覚えられる。

学習言語

「JSL中学高校生のための教科につなげる学習語彙・漢字ドリル 中国語版」(ココ出版)

教科学習を理解するために必要とされる基本的な語彙と漢字を、日本語が不十分な中学高校生が、彼らの母語力を利用して習得できる教材。「語彙ドリル」、「漢字の読み方テスト」、「教科の重要ポイント」などを中国語訳と共に掲載。

学習言語

「進学を目指す人のための教科につなげる学習語彙6000語 日中対訳」(ココ出版)

日本語で進学を目指す中学高校生が母語を利用して、文脈の中で意味と機能を確認しながら、教科学習につながる語彙を習得できる。全ての例文に中国語訳が付いている。

学習言語

「中学ひとつひとつわかりやすく。」(学研)

外国人児童生徒向けではないが、難しい用語を分かりやすい言葉で解説。シンプルでイラストも多く分かりやすい。国語、数学、理科、地理、歴史、公民、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭がある。


日本語指導のためのサイト&参考図書

こどもの日本語ライブラリ (JYL Project)

外国にルーツを持つ子どもたちに日本語を教え指導する教師を支援するサイト。指導計画例や、教案、教材の紹介や、日本語がまったく分からない子どもに初めて接するときのアプローチ法や日本語指導のヒントをビデオで分かりやすく紹介している。

「小学校「JSL国語科/算数科/理科/社会科」の授業作り」(スリーエーネットワーク)

文部科学省の「学校教育におけるJSLカリキュラムの開発について」に対応。日本語を第二言語として学ぶ子どもたちの教科学習を支援するために、授業づくりのためのリソースを提供することを目的としている。各教科の、授業計画、授業案、授業づくりのヒント、ワークシートなどの教材例から活動例を紹介。

「外国人・特別支援 児童・生徒を教えるためのリライト教材」(ふくろう出版)

リライトとは教科書文を子どもの日本語能力に合わせてやさしく書き換えること。

小学校・中学校の国語科教科書掲載作品を学年ごとに取り上げ、子どもたちの日本語力や発達段階に応じた指導ができるよう、教科書本文をレベル別にリライトする方法について解説。

「日本語が話せないお友だちを迎えて-国際化する教育現場からのQ&A」(くろしお出版)

初めて外国人児童生徒を迎えたとまどいや疑問にも分かりやすく答えている。実践例がたくさんあり、一問一答形式で解説。

「外国人児童生徒のための支援ガイドブック」(凡人社)

外国人児童生徒が日本での生活で直面する様々な問題点を、母語も来日時期も育った環境もまったく異なる5人の子どもたちのエピソードの形で描いている。さらに、第2部は、彼らのエピソードから得られた示唆、全人教育としての日本語支援の考え方、具体的な日本語コースづくり、授業づくりの案を提示するなど、中身の濃い内容になっている。


地域の日本語支援機関

JTMとくしま日本語ネットワーク

1997年にJTM(日本語教授法)研究会として発足。1999年に徳島で日本語を学ぶ人のための日本語教材「こんにちはとくしま」を開発。2001年JTMとくしま日本語ネットワークと改称し、(社)徳島県労働者福祉協議会に事務局を置く。2005年に「徳島県在住外国人の意識調査」を行い、長く日本に暮らす人たちの方が悩みが多いという声をもとに、意見交換会を行うとともに、中級日本語教室や子どもたちのための「にほんご寺子屋」を開設。現在は、就労支援日本語講座や文化庁委託「親子にほんご寺子屋」として実施している。

*主な活動内容*

  • 「日本語サロン」毎週月曜日10:30~12:00
  • 「にほんご寺子屋」毎週日曜日 13:30~15:00
  • 徳島県委託「サマースクール」夏休み期間中6~8回(平日10:30~12:00)
  • 徳島県労働者福祉協議会主催の就労支援日本語講座
    • 「就職のための日本語講座」(120時間)
    • 「介護の日本語講座」(120時間)
  • プライベートレッスン
  • 他、日本語教育や異文化理解に関する勉強会・セミナーの開催や、毎年3月に「お国自慢とポットラックパーティー」を開催。

地域の国際交流協会

徳島県国際交流協会(TOPIA)

在住外国人への支援をはじめ、県民への多文化理解の促進・情報提供、国際交流団体やボランティアへの活動支援などを行っている。

徳島市国際交流協会(TIA)

主な活動は国際交流の集いや外国語講座、日本語講座など。

吉野川市国際交流協会

小松島市国際交流協会

阿南市国際交流協会

Tel:0884-23-5599

藍住町国際交流協会

Tel:088-692-9951

北島町国際交流協会

Tel:088-698-9801


大学及び専門機関

徳島大学 インターナショナルオフィス

鳴門教育大学 グローバル教育コース

四国大学文学部 日本語教育養成過程

愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルーム


日本語教育機関

独立行政法人国際交流基金

国際文化交流事業を総合的に行う。日本語に関するいろいろな情報を記載。翻訳ツールや、新聞などをルビ付きで読めるサイト「ひらひらのひらがなめがね」、日本語授業に役立つ絵カードや教材がダウンロードできるサイト「みんなの教材サイト」を紹介。

独立行政法人国際交流基金 関西国際センター

大阪にある日本語研修施設。e-ラーニングの開発もしている。「NIHONGOeな」はインターネット上にある日本語学習に役立つウェブサイトやツールについての情報を提供する日本語学習ポータルサイト。会話、文法、漢字などあらゆるジャンルを初級から上級まで様々なレベルの学習者に役立つサイトを紹介。小学校の漢字の筆順や小学校の科目をゲーム感覚で勉強できるサイトも紹介している。

日本語と英語の切り替えができ、一部は韓国語と中国語(簡体字、繁体字)でもサイトを紹介している。

AJALT (Association for Japanese-Language Teaching)

外国人児童生徒の日本語指導や教材開発をしている。「かんじだいすき」シリーズを発行。また地域在住の外国人に対する支援、協力をしており、指導者向けに講師も派遣している。


日本語教材の出版社

凡人社

日本語教育に関する書籍専門の出版社。

アルク

語学に関する書籍を発行、販売。日本語教育に関する書籍も多数。日本語教師養成通信講座もある。

スリーエーネットワーク

語学に関する書籍を発行、販売。日本語教育に関する書籍も多数。「みんなのにほんご」シリーズを発行。